給排水工事について(2) お店造りの豆知識
売場内手洗について
食品衛生法に依り、売場内にL-5以上の手洗の設置が義務付けられていますこれは従業員が商品等を陳列する時の手洗による衛生管理を目的にしておりますが、バイキング方式に依る販売等お客様が直接商品をトレイに移すとなりますと、お客様が売場の手洗を希望し又使用することも多くなります。
この事から売場手洗はお客様に喜んで使用してもらう為に少々費用は掛かりますが、洗面化粧台等の清潔さを前面に出した手洗の設置をお勧めいたします。
グリーストラップについて
グリーストラップは厨房内から排出される油やゴミを直接外部に流す事で油が途中で固まったり、ゴミが詰まる事を防止する装置で、保健所の指導項目となっております。
問題はグリーストラップの清掃を徹底させる事であります。1槽目の網カゴの清掃は毎日、1~3槽の浮いた油は1週間に1回以上、底に溜まったゴミは1ケ月に1回以上、最終トラップ内部は2~3ケ月に1回清掃しましょう。
これを怠ると臭気の発生はもとより、清掃のために業者にバキューム等を依頼する事になり、かえって思いも依らない費用が掛かってしまいます。排水桝やグリーストラップの清掃には、充分気を使ってください。
新築建物と給排水について
最近は建物を新築する場合には、鉄骨構造にする事が多くなっています。例えば、鉄骨構造の建物は実質寿命としても60年はあります。その建物で店舗を構えるとしますと、店舗の設備寿命は約10年ですので、同一建物で店舗改装を4~6回行う事となります。
鉄骨構造の建物は一般的に木造やプレハブと異なって、壁に荷重をもたせないで鉄骨の柱と梁で荷重を受けますので建物の内部を全て空洞にしても建物が壊れる事は原則的にありません。従って店舗に向いていると言えます。
建物には地中梁という構造上重要な部分が基礎として地中に埋設されております。改装によるレイアウト上、排水を新設する場合この地中梁を切断しなければ排水を取れないとなったら大変です。
給水はともかくとして、排水は以上のような理由で地中梁の1ブロックに最低1ケ所は、今必要でなくても取っておく事を新築の時考慮に入れておけば、将来に必ず来る店舗改装の時工事の点で安心です。又トイレの排水も将来の店舗拡張を考えれば、奥のほうに設置するか、または奥に移設できる配慮も大切かと思います。
入吉事務所 入吉 晃
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