電気工事について(2) お店造りの豆知識
コンセントについて
電気器具の電源には、3相200ボルト(動力)と単相200ボルト、単相100ボルトの3種類があります。
電気料金の事を考えると、なるべく3相200ボルトの器具を使う事をお勧めします。ところで、コンセントについての注意につきましてお話します。コンセントの中には使う目的がはっきりしているものと使用目的が工事の時点で未確定のものがあります。使用目的がはっきりしているものは、工事業者の方がそれなりに考えて、それなりの計算をしてコンセントの数と種類を設置しますが、あると便利的なコンセントは一般常識的に考えて容量が決められます。
100ボルトのコンセントは一般的には複数コンセントを合わせて一つのブレーカー(1のブレーカーに繋がる配線を1回路と言います)にまとめられます。住宅用と異なって店舗用のブレーカーは(工事業者さんに確認を取る必要がありますが)20アンペアーのブレーカーを基準にしております。
20アンペアーのブレーカーは単純に言えば、使う器具の総使用合計が2,000ワット迄可能ですが、実際には安全を考えてその80%である1,800ワット以下と記憶しておいて下さい。特にヒーターを使う器具やモーターが内蔵されている器具をコンセントから取る場合に使いすぎによりブレーカーを落とす事があります。隣同士のコンセントであっても予想される使用器具を考えて、別回路を用意しておく事も必要になるのです。
ある程度は使用をする器具を想定しカタログを取り寄せて消費電力の確認をし、電気工事の業者さんと打合せをしておく必要があります。コンセントの配線に関しては電気屋さんに対し屋内配線規定である線の断面積が1.6mmですが2mmの配線をお願いしておくのも良い事だと思います。
又、ブレーカーが落ちてしまった場合は、落ちた状態のまま、すべてのブレーカーをいったん切って、メインブレーカーをONにしてから個々のブレーカーを順に入れていき再度メインブレーカーが落ちたら落ちたブレーカーをOFFにしたままメインブレーカーをONにして電気屋さんを呼べば被害は最小限に食い止められます。
コンセントの位置について
特に機器のコンセントは機器の横か上部にはみ出した位置に付けてもらえばコンセントによってできる機器と壁の隙間を少なくする事にもなり、またメンテナンスもやり易くなりますので注意してください。
スイッチについて
照明の点滅をブレーカーで行う事はブレーカーの消耗を早める要素にもなります。照明の点滅はなるべくスイッチを介して行えるようにする事をお勧めいたします。
入吉事務所 入吉 晃
https://narita-souzai.co.jp/%e3%81%8a%e5%ba%97%e9%80%a0%e3%82%8a%e3%81%ae%e8%b1%86%e7%9f%a5%e8%ad%98-4/https://narita-souzai.co.jp/wp-content/uploads/2015/05/7-11.jpghttps://narita-souzai.co.jp/wp-content/uploads/2015/05/7-11-150x150.jpgお惣菜やさん開業支援店づくりワンポイントアドバイス電気工事コンセントについて 電気器具の電源には、3相200ボルト(動力)と単相200ボルト、単相100ボルトの3種類があります。 電気料金の事を考えると、なるべく3相200ボルトの器具を使う事をお勧めします。ところで、コンセントについての注意につきましてお話します。コンセントの中には使う目的がはっきりしているものと使用目的が工事の時点で未確定のものがあります。使用目的がはっきりしているものは、工事業者の方がそれなりに考えて、それなりの計算をしてコンセントの数と種類を設置しますが、あると便利的なコンセントは一般常識的に考えて容量が決められます。 100ボルトのコンセントは一般的には複数コンセントを合わせて一つのブレーカー(1のブレーカーに繋がる配線を1回路と言います)にまとめられます。住宅用と異なって店舗用のブレーカーは(工事業者さんに確認を取る必要がありますが)20アンペアーのブレーカーを基準にしております。 20アンペアーのブレーカーは単純に言えば、使う器具の総使用合計が2,000ワット迄可能ですが、実際には安全を考えてその80%である1,800ワット以下と記憶しておいて下さい。特にヒーターを使う器具やモーターが内蔵されている器具をコンセントから取る場合に使いすぎによりブレーカーを落とす事があります。隣同士のコンセントであっても予想される使用器具を考えて、別回路を用意しておく事も必要になるのです。 ある程度は使用をする器具を想定しカタログを取り寄せて消費電力の確認をし、電気工事の業者さんと打合せをしておく必要があります。コンセントの配線に関しては電気屋さんに対し屋内配線規定である線の断面積が1.6mmですが2mmの配線をお願いしておくのも良い事だと思います。 又、ブレーカーが落ちてしまった場合は、落ちた状態のまま、すべてのブレーカーをいったん切って、メインブレーカーをONにしてから個々のブレーカーを順に入れていき再度メインブレーカーが落ちたら落ちたブレーカーをOFFにしたままメインブレーカーをONにして電気屋さんを呼べば被害は最小限に食い止められます。 コンセントの位置について 特に機器のコンセントは機器の横か上部にはみ出した位置に付けてもらえばコンセントによってできる機器と壁の隙間を少なくする事にもなり、またメンテナンスもやり易くなりますので注意してください。 スイッチについて 照明の点滅をブレーカーで行う事はブレーカーの消耗を早める要素にもなります。照明の点滅はなるべくスイッチを介して行えるようにする事をお勧めいたします。 入吉事務所 入吉 晃staff-m ya_morita1@yahoo.co.jpAdministratorお惣菜をおいしくコンサルティング 成田惣菜研究所です