電気工事について(1) お店造りの豆知識
照明計画について
明るさや色調と言うものは相対的に感じるもので、数値で表すとかなり専門的な知識と経験が必要となります。今回は、一般的に行われている照明に関する考え方をお話してみます。
まず、明るさというものは使用する照明器具の種類、天井高さ、売場の縦と横の寸法内装材料の色合いによる反射率、ホコリの付具合に依って計算値は変わります。微妙な照明計画を考えたい時は、それなりの専門家に相談された方が良いかと思います。
まず、同じワット数でも白熱球は蛍光灯の約1/3~1/4程度の明るさしかありませんのでその分明るさが欲しい時には灯数を増やす必要があります。又照明器具にアクリル等のカバーが付きますと同じワット数でも明るさは約半分になってしまう場合もあります。
通常の売場の場合、基本的には一坪(3.3m2)について裸の40W蛍光灯換算で2本程度と考えても良いかと思います。但し、スポット照明を使いたい時は基本照明をやや抑えてスポット照明の効果を高めるようにします。
最近は基本照明に蛍光灯を使う場合でもグレアレスという蛍光灯に格子型の珊が付いた物を使う場合が多く見られますが、これは目に直接光が入る事を軽減させ、直下の明るさは取れていますが遠目には、やや暗く感じます。
蛍光灯の球にも種類があり、ギラギラした冷たい光の昼光色、一般的な白色、白熱球に近い温白色がベースにあります
蛍光灯の球が切れたと言って、あまり考えず街の電気屋さんに行き40Wの蛍光灯を買ってきて球を交換した為、天井の蛍光灯の色がバラバラのお店があります。型式、メーカーの同じ物と交換するように心掛けてください。
スポット照明を行う場合、そのスポットの明るさに依って異なりますが、照明器具の光の広がり具合により60cmから90cmの間隔をとります。売場に光の強弱をとりたい時は、配線ダクトを天井に取り付けておき、スポット間隔を自由に設定できるようにしておくと便利です。
最近は、売場にもアットホーム感覚の照明計画が増えてきておりますが、スーパーマーケットの生鮮売場によく使用されているハロゲンランプのギラギラした光より、柔らかい感覚のコードペンダントを使用し、壁には、おしゃれなブラケットを付けて、暖かい雰囲気を作り上げるのも一考かと思います。
お惣菜屋さんは、そのまま食べられる商品を売っている専門店と考えるなら、陳列の方法や飾り付けを含めてコンビニエンスのような効率的に物を売る売場に対して、一寸した心使いと暖かさを表現したいものだと思います。その点で、売場を見ると、お店のオーナーさんの考え方や、お人柄が想像できるのも惣菜屋の特徴の1つかも知れません。
入吉事務所 入吉 晃
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