商業界に掲載されました
平成15年6月1日発行/発行所:株式会社商業界
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掲載記事より一部抜粋
スタートは「おにぎり」の爆発的売れ行き
「家族の食事を預かる人がスーパーに行って生鮮素材や調味料を買い、家庭で調理する。それがお惣菜というもの。それと同じ手順で調理代行するのが惣菜店」という位置付けだ。
~中略
食品スーパーとの競合に苦労し、いろいろ悩んだ末に始めたのが「おにぎり」の販売だった。1974年といえば、ちょうどセブン-イレブン1号店ができた年。マクドナルドもその3年前に銀座に初出店し、ファストフードが世の中に認知され始めたころである。
そんな流れに乗ったのか、「おにぎり」は爆発的に売れ、「今の(惣菜全部)売上げに匹敵する」ほどの時期もあった。~以下略
家で子どもにスパゲティを食べさせるときのように
これだけスーパーや百貨店、専門店と惣菜店があふれるようになった今でも、NARITAYAと成田氏への注目は衰える気配すらない。それは、冒頭の成田氏の言葉に凝縮されるように、NARITAYAが徹底して「家庭」にこだわり、「手づくり」を追求してきたからだ。
~中略
「セミナーでパートさんによく言っているのは、『ご自分でお子さんにスパゲティを食べさせようとしたら、ウインナを入れたり、卵を乗せたり、見た目も美しくデコレーションするでしょ?ところが店に来て、タイムカードを打った瞬間、ただ容器に詰めるだけの作業になってしまうのはおかしいんじゃないですか?少しもおいしそうに見えませんね』」と。もっとおいしそうに盛り付けていいはずです。」
つくり方も見せ方も、やはり基本になるのは「家庭」での感覚。~以下略